幡多シネマクラブのよびかけ

2005年3月に「太陽館」が閉館して、幡多は「映画館ゼロ」地域となりました。

一方、レンタルビデオ、DVDの普及と映像、音響機材の普及によって、家庭での映画鑑賞がしやすくなる環境も整いつつあることも事実です。しかし、そうした機材をもつ人はかぎられていますし、特に中高年にとってそうした機材を操作するハードルは高いものがあると思います。

こうしたなかで、映画から遠ざかる人たちも少なくありません。こうして映画をみたくてもみられない「シネマ難民」は、増えているのではないでしょうか。いや「大勢の人といっしょに観るのがシネマだ」という概念からすれば、それは確実に増えているといっても言い過ぎではありません。

わたしたちはこうした幡多の現状を打開するために、「シネマを観る」ことを第一目的に運動をたちあげました。

シネマを愛するみなさんに、再び幡多にシネマの光をともすために立ち上がっていただくよう、呼びかけるものです(2007年8月)。